【分析】李在明氏が第21代韓国大統領に就任｜親中・反日路線の復活と選挙への疑念
2025年6月、韓国大統領選挙の結果、進歩系最大野党「共に民主党」の李在明（イ・ジェミョン）氏が第21代大統領に就任しました。
今回の選挙は、尹錫悦政権の混乱や戒厳令、そしてその後の罷免という異例の展開を経て実施されたものであり、選挙の正当性に対する疑念も一部で浮上しています。
李在明大統領は、過去に強硬な反日発言を繰り返してきた政治家であり、親中路線の明確化とともに、韓国の外交政策が大きく転換することが懸念されています。
本記事では、李在明氏の政治的背景や日本・中国との関係、そして今後の東アジア情勢への影響について詳しく解説します。
🧑💼 李在明大統領の人物像
李在明氏は1963年生まれ。貧しい家庭に育ち、少年工として働いた経験を持ちます。その後、独学で司法試験に合格し、人権派弁護士として活動しました。政治家としては城南市長、京畿道知事を歴任し、2022年の大統領選では惜敗しましたが、2025年の選挙で再挑戦し勝利を収めました 。
第21代韓国大統領・李在明氏のデジタル肖像画。落ち着いた表情とスーツ姿で構成された伝統的な画風のイラスト"
選挙の正当性に対する疑問
選挙前の世論調査では、保守系・親日派候補がリードしていたにもかかわらず、李在明氏が勝利したことで、選挙の公正性に対して疑念の声も上がっています。
投票操作や不正集計の可能性を指摘する報道もあり、「民主主義国家としての信頼が揺らいでいる」との批判も存在しています。
一部メディアでは、今回の選挙を「事実上の政権奪取劇」と表現するほどです。
🇯🇵 日本に対する姿勢 反日姿勢の明確化
李在明氏は、福島原発処理水に対して「毒水」と表現して断食抗議を行うなど、極めて強い反日姿勢を取ってきました。
これは文在寅政権と同様に、日本との歴史問題を政治的に活用する戦略であり、韓国世論の反日感情を煽るような一貫した姿勢が見られます。
今回の就任により、日韓関係の悪化が再燃する可能性は極めて高いと言えるでしょう。
🇨🇳 中国に対する姿勢 中国との結びつき
李在明氏は選挙期間中から中国との「戦略的パートナーシップの強化」を公言しており、就任直後には中国・習近平主席から祝電が届くなど、友好ムードが強調されました。
米中対立が激化する中で、同盟国である米国よりも中国との協調を優先する姿勢は、韓国の地政学的バランスを崩しかねないものです。
🇺🇸 アメリカとの関係
李大統領は、米韓同盟の強化を掲げ、アメリカとの関係維持に努めています。しかし、米国政府は中国の影響力拡大に懸念を示しており、李政権の外交バランスに注目が集まっています 。
今後の外交方針と日本への影響
李政権下で韓国は、対中接近と対日対立の路線を強めると予想されます。
岸田政権としては、日米韓の安全保障体制の維持と同時に、歴史認識問題や処理水問題などでの衝突を慎重に回避しながらも、毅然とした外交姿勢が求められます。
また、国内のメディアや有識者の間でも、李在明氏の思想的背景や外交路線への警戒が高まっています。
記事のまとめ
今後の外交方針と日本への影響
李在明政権下において、韓国は明確に中国との結びつきを強める一方で、日本に対しては歴史認識問題や領土問題などで強硬な姿勢を取ると予想されます。
特に反日的な言動や政策が前面に出る可能性が高く、日韓関係は再び緊張状態へと突入する恐れがあります。
日本政府としては、石破茂首相の下で、冷静かつ戦略的に対応していく必要があります。
日米韓の安全保障協力を維持しつつも、処理水放出問題や徴用工問題など、対立が予見されるテーマについては、感情的な対応ではなく、事実と国際法に基づいた毅然とした外交姿勢が求められます。
また、国内のメディアや外交専門家の間でも、李在明氏の思想的背景や親中・反日的な傾向に対して、懸念と警戒が急速に高まっています。日本としては、アジア太平洋地域における戦略的立ち位置を見失わないためにも、今後の韓国の動きに注視し続ける必要があります。